【ソウル=ヘルスコリアニュース】 食品医薬品安全処(食薬処)は27日、シンプン製薬(SHINPOONG PHARMACEUTICAL)がコロナ19治療剤で開発している「ピラマックス」(Pyramax Tab.)に対し、3相臨床試験を承認した。
この薬物は現在、マラリア((Malaria)治療剤として開発され使用されているが、薬物の主成分である「ピロナリジンリン酸塩」(Pyronaridine Phosphate)と「アルテスネート」(Artesunate)がコロナウイルス感染症-19(COVID-19)に効能があるという一部研究結果が出て昨年から臨床を進めている。
食薬処の今回の承認を受け、シンプン製薬は来年7月まで、軽症または中等症のコロナ19患者1420人を対象に、ピラマックスの有効性や安全性を検証する臨床試験を行う予定だ。
「ピラマックス」は今年7月5日に発表した2相臨床試験の結果、満足できる効能を立証できなかった。 このため食薬処から条件付き市販の承認を受けられなかった。
シンプン製薬が今回の三相臨床試験で薬物の効能を立証できるかどうか注目される。