【ソウル=ヘルスコリアニュース/イ·シウ記者】 大熊(デウン)製薬がP-CAB(カリウム競争的胃酸分泌抑制剤)系列の胃食道逆流疾患(GERD)治療新薬「ペクスクルー(Fexuclue Tab, 成分名:ペクスプラザン塩酸塩·Fexuprazan HCI)」をフィリピン市場に公式発売した。 今回の新薬発売は、グローバル市場進出を知らせる信号弾といえる。
「ペクスクルー」は大熊製薬が2008年から13年間、独自技術で開発に成功した純粋国産新薬だ。 この薬物の5大強みは▲速い薬効発現▲迅速で優秀な症状改善▲優秀な夜間症状改善▲優秀な服用便宜性▲低い薬物相互作用及び薬効の一貫性などだ。
P-CAB製剤は、従来のPPI(陽子ポンプ抑制剤)製剤の短所である遅い薬効発現と食餌影響、薬物相互作用などを改善した次世代治療剤だ。 特にP-CAB系列の「ペクスクルー」は胃食道逆流疾患治療剤の中で半減期が9時間で最も長く、一度服用するだけで薬効が長く持続するため、夜間の胸焼け症状などを顕著に改善させる。
大熊製薬は最初のグローバル市場進出を記念して先月27日、フィリピンマニラのシャングリラホテル(Shangri-la Hotel)で「ペクスクルー」の発売イベントを開催した。
大雄製薬はこの日のイベントに参加したフィリピン人医師350人を対象に胃食道逆流疾患の最新知見と「ペクスクルー」の特徴および長所を共有した。
今回の行事でソウルボラメ病院消化器内科のイ·グクレ教授は「ペクスクルーのlaunchingイベントはフィリピン医療陣の胃食道逆流疾患治療現況と最新治療に対する期待を確認できる良い機会だった」とし,「既存のPPIと比較して次元が異なる系列の薬物であるペクスクルーがフィリピンで医師および患者にGERD治療オプションになることを期待する」と述べた。
大熊製薬は今後、米国、欧州など世界各国に「ペクスクルー」を順次発売し、2030年にはグローバル市場売上1兆ウォンを達成する計画だ。
大雄製薬のチョン·スンホ代表取締役社長はこの日のイベントで「現在確保されている糜爛性胃食道逆流疾患の治療および急性·慢性胃炎による胃粘膜病変の改善以外にも追加で適応症を確保し、服用便宜性のための製剤拡大に乗り出し競争力を備えていく」と述べた。[헬스코리아뉴스]