【ソウル=ヘルスコリアニュース/イ·ハンウル記者】 韓美(ハンミ)薬品がMSDに技術輸出した非アルコール性脂肪肝炎(NASH)治療剤「エピノペグデュタイド(Efinopegdutide)」が米国FDAからファーストトラック(Fast Track)開発医薬品に指定された。
米国の多国籍製薬会社MSDは12日(米国東部時間基準)、ハンミ薬品が技術輸出した「エピノペグデュタイド」に対しFDAがファーストトラック対象品目に指定したと明らかにした。 NASHは炎症と肝臓損傷を伴う、より深刻な形態の非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)である。
ファストトラック指定は重症疾患治療剤など重要分野の新薬を患者に早期供給するための目的でFDAが候補物質の開発を促進し検討速度を加速するために施行する手続きだ。 現在までNASH適応症として承認された治療剤はない。
エピノペグデュタイドはインスリン分泌および食欲抑制を助けるGLP-1受容体とエネルギー代謝量を増加させるグルカゴン受容体を同時に活性化する二重作用剤で、2020年8月MSDに技術移転された。
MSDは6月21日から24日までオーストリア·ウィーンで開催される欧州肝臓学会(EASL、European Association for the Study of the Liver)でNAFLDを持つ成人患者を対象にエピノペグデュタイドを評価した臨床2a相の結果を口頭で発表する予定だ。
ハンミ薬品関係者はこの日ヘルスコリアニュースに「EASLで公開されるエピノペグデュタイド臨床2a相結果とFDAのファーストトラック指定はエピノペグデュタイド商用化に向けた私たちの歩みをより一層速くするだろう」とし「MSDとより緊密に協力していく」と話した。[헬스코리아뉴스]
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