【ソウル=ヘルスコリアニュース】 国内のある中小医療機器メーカーが1分以内に心臓血管(心血管)疾患の発生有無を予測できるAI医療機器を開発した。 話題の医療機器はメディウェール(Mediwhale)社が開発した「ドクター·ヌーン(DrNoon)」だ。
「ドクター·ヌーン」は心臓CTで検査するのと同じ精度で心血管疾患発生有無を予測できる。 それだけでなく、CT検査の時に必要だった断食や放射線露出に対する負担もないことが知られ、高価な医療装備であるCTに代わることができるという期待が出ている。
メディウェール(代表取締役チェ·テグン)は自社が開発した網膜基盤心血管疾患発生予測AI医療機器である「ドクターヌーン」(DrNoonforCVD、心血管危険評価ソフトウェア)が今年8月1日食品医薬品安全処の品目許可を受けたのに続き、今月2日健康保険審査評価院で新医療技術評価対象に決定されたと明らかにした。
会社側は「審評院で『ドクター·ヌーン』を通じた心血管危険評価を新しい医療行為と判断し、別途補償が必要であることを認めたもの」とし、「来年1月、韓国保健医療研究院の先進入医療技術(新医療技術評価猶予)の決定と健康保険報酬コードを付与するものと予想され、本格的な市場進入を準備している」と説明した。
メディウェール関係者は4日、ヘルスコリアニュースとの通話で「『ドクター·ヌーン』は高価検査装備であるCTがない町内病院(医院)などでも患者の心臓疾患発生有無を予測できる」とし、「患者は断食や造影剤使用、または放射線露出に対する負担が全くない状態で1分以内に心臓疾患発生予測サービスを受けることができる」と話した。
続いて「『ドクター·ヌーン』は『眼底写真撮影→自動AI分析→心血管疾患診断結果確認』など撮影から結果まで1分程度の短い時間ですべての検査過程が終わる」とし「心臓CTで検査するのと同じ精度で心血管疾患を予測する」と説明した。
この関係者は「網膜写真の血管を分析して得た冠動脈石灰化指数と心臓CTで得た冠動脈石灰化指数が同等であることを論文で立証した」として「今すぐにでも心臓CTの代わりに使用できる」と自信を示した。
「ドクター·ヌーン」はその性能を認められ、10月に米国アーカンソー(Arkansas)州が主管する「ハートエックス」(HeartX)の「2022年バイオスタートアップエクセレーター」企業に選ばれた。
メディウェール関係者は「米国アーカンソー州の心血管専門病院、大型チェーン病院など5ヶ所で『ドクターヌーン』(海外名称『Reti-CVD』)の臨床参加を決め、15万ドルの投資特典と共にアーカンソー州保有のメンターネットワークに対する独占的アクセス権を付与された」と明らかにした。[헬스코리아뉴스]