【ソウル=ヘルスコリアニュース】 富光(プグァン)薬品は31日、食品医薬品安全処に統合失調症および双極性うつ病治療新薬「ル-ラシドン(Lurasidone)」の国内品目許可を申請したと発表した。
「ル-ラシドン」は日本の住友ファーマ社が開発した製品で、統合失調症および双極性障害うつ病の治療に許可された非定型抗精神病薬物である。 国内ではプグァン薬品が独占開発権および版売権を確保している。
プグァン薬品は最近、統合失調症患者を対象にした臨床3相トップライン(Topline)の結果で、「ル-ラシドン」と既存の統合失調症治療剤である「クエチアピン(Quetiapine)」を比較した時、非劣等性に対する統計的有意性を確認したと発表している。
プグァン薬品の関係者は「ル-ラシドンは既存の非定型抗精神病薬物より体重増加、プロラクチン増加、脂質異常症および高血糖症のような代謝系異常反応が低く、患者の社会生活および生活の質改善において利点がある」とし「薬物選択が非常に制限的な双極性障害うつ病に対する治療剤としても使われる非定型抗精神病薬物として知られている」と述べた。
「ル-ラシドン」はドーパミンD2、セロトニン5-HT2Aおよび5-HT7受容体を遮断する拮抗剤で、セロトニン5-HT1A受容体にも部分的に作用し、ヒスタミンH1、ムスカリンM1受容体に対してはほとんど親和力を示さない。
プグァン薬品によると「ル-ラシドン」は米国、欧州連合など45ヶ国以上で統合失調症および双極性うつ病に対する許可を獲得し、北米市場の売上は約2兆6000億ウォンに達するブロックバスター製品だ。
プグァン薬品は「ル-ラシドンが統合失調症および双極性障害うつ病に対する立証された治療効果と安全性で患者の生活の質を向上させるものと期待される」とし「ル-ラシドンは年間売上数百億ウォンが可能な大型製品で、中枢神経系(CNS)製品群のポートフォリオ強化と売上跳躍のためにさらに努力を傾ける計画」と明らかにした。[헬스코리아뉴스]