【ソウル=ヘルスコリアニュース】 韓美(ハンミ)薬品が開発した薬効持続型好中球減少症治療バイオ新薬「ロールベドン(Rolvedon)」が21日(現地時間)、米国市場全域で発売された。 「ロールベドン」の韓国製品名は「ロロンティス(Rolontis)」、成分名は「エフラペグラスチ-ム(Eflapegrastim)」だ。
韓米薬品の米国パートナー会社であるスペクトラム·ファーマシューティカルズ(SpectrumPharmaceuticals)社のトム·リガ(TomRiga)社長は21日(現地時間)、「米国全域の流通を担当する私たちの協力会社に『ロールベドン』を大量に渡した」と公式発売事実を確認した。
今回の製品発売は米国FDA(食品医薬品局)承認以後、42日ぶりに行われた早い措置だ。 これは韓美薬品とスペクトラム社が事前にそれだけ徹底した準備をしてきた結果と解釈される。 先立ってFDAは今年9月9日(現地時間)、「ロールベドン」の米国内での販売を許可した。
「ロールベドン」は抗がん化学療法を受けたがん患者に発生する重症好中球減少症の治療または予防用途に使われるバイオ新薬で、バイオ医薬品の薬効を画期的に増やす韓美薬品の独自プラットフォーム技術である「ラップスカバリー(LAPSCOVERY)」を適用して開発した。
韓美薬品が開発中の新薬のうち、FDAの市販許可を受けた最初の製品であり、FDAの実査(じっさ)を通過して国内工場(韓美薬品平沢バイオプラント)で生産し、米国市場で販売される最初の新薬だ。
スペクトラムトム·リーガ(TomRiga)社長はこの日、「3兆ウォンに達する米国の好中球減少症治療剤市場に『ロールベドン』を発売した」とし「この有望な市場で成果を出す準備を全て終えた」と話した。 彼は続いて「『ロールベドン』の発売はスペクトラムが研究開発段階から商業的段階の会社に転換·発展する重要な道しるべになる」とし、「『ロールベドン』を必要とする患者に新薬を提供することになり非常に嬉しい」と感想を述べた。
韓美薬品代表取締役クォン·セチャン社長は「米国市場に本格進出する『ロールベドン』が現地で良い成績を収められるよう、会社のすべての力量を集中しスペクトラムをサポートする」とし、「韓美薬品がグローバル市場発売のために臨床試験を進行中の多様な革新の新薬を米国市場により多く披露できるよう開発に速度を上げる」と話した。[헬스코리아뉴스]