[ソウル=ヘルスコリアニュース] 韓国の製薬企業であるプグァン薬品の筆頭株主がエネルギー·化学企業であるOCIに変更される。
プグァン薬品は22日、既存の筆頭株主及び特殊関係人が保有している持分21.60%のうち約11%をOCIに売却する株式売買契約を締結したと発表した。 既存筆頭株主の金ドンヨン会長を除いた特殊関係者9人が保有している株式829万8838株のうち773万334株を売却することにしたのだ。 株式の売却金額は約1461億ウォンだ。
今回の契約でOCIは、プグァン薬品の筆頭株主の地位を確保することになった。 プグァン薬品は、既存の筆頭株主と特殊関係人9人の持分が10.6%に減ることになった。 会社の持分9.93%を保有している金ドンヨン会長は2番目の大株主になる。
OCIとプグァン薬品は株主間協約を通じ、共同で経営に参加することにした。 今後、新製品の開発や投資意思決定、大規模な借入れなど、重要な経営上の判断を相互協議して決める方針だ。
プグァン薬品とOCIは2018年に共同設立した「BNOバイオ」により、共同経営管理と投資協力の経験を積んできた。 OCIはBNOバイオを通じて、プグァ薬品が持つ未来成長価値を確認したという評価だ。
プグァン薬品関係者は22日、ヘルスコリアニュースに「今回のOCIの持分投資でプグァン薬品が培ってきた製薬·バイオ分野の専門性とOCIがポリシリコン(Polysilicon)分野で蓄積してきた力量及び資金力が強力なシナジー(相乗)を創出するとみられる」とし「OCIの共同経営参加を通じて戦略的投資規模を増やし、パイプラインの拡大を進め成長を加速化していく」と述べた。
プグァン薬品は、1960年に設立された韓国の製薬企業である。 医薬品の研究開発、生産、営業マーケティングの機能を持つ革新型製薬企業でもある。
プグァン薬品はこれまでオープンイノベーションモデルを通じて中枢神経系治療剤と抗がん剤を中心に主要医薬品開発パイプラインを拡大してきた。 米国や欧州など30社以上の会社に直接·間接的に投資するなど、多様なグローバルパートナーシップを構築している。
OCIは太陽光発電の中核素材のポリシリコン分野のグローバルリーダー企業だ。 08年、国内初のポリシリコン開発に成功した。 11N以上の超高純度半導体用ポリシリコン製品を生産できる高純度精密生産技術力と経験を持っている。
同社は農薬事業と試薬事業を基盤に化学基盤の関連事業経験を蓄積してきた。 最近は半導体や二次電池など、高付加価値先端素材事業やエコ素材事業へとポートフォリオを拡大している。