[ソウル=ヘルスコリアニュース] 韓米(ハンミ)薬品のバイオ新薬「エペグレナタイド」に対する心血関係の安全性などグローバル臨床結果が含まれたメタ分析研究が世界的な医学ジャーナルのランセット(The Lancet Diabetes & Endocrinology, IF 32.069)10月号に登載 された。
「エペグレナタイド」は韓米薬品が開発した週1回投与剤型のGLP-1(グルカゴン類似ペプチド-1)糖尿治療バイオ新薬である。
今回ランセットに登載された論文は2020年まで「エペグレナタイド」開発権利を保有した多国籍製薬会社サノフィ(SANOPI)が行った大規模グローバル三相研究(AMPLITUDE-O)の結果に関するものだ。
該当論文によると、イギリスのグラスゴー大学校(University of Glasgow)ナビドサタ(Naveed Sattar)教授と研究陣は、第2型糖尿病におけるGLP-1受容体作用剤の心血関係の利点と危険度比率(HR)をメタ(meta)分析した。 研究チームは、21年6月までに発表されたGLP-1関連論文のうち500人以上の患者が登録された研究で、心血管系死亡率評価など適切な基準を満たした研究8件の患者計6万80人に対する臨床データを活用した。
研究陣は今回の研究に「エペグレナタイド」AMPLITUDE-O臨床を含みながら、GLP-1系列薬物の心血関係の安全性を追加で立証したのはもちろん、exendin-4基盤のGLP-1受容体作用剤としては初めて3-pointMACE(心血管死亡、心筋梗塞、脳卒中)を減少させる点も立証した。
また、GLP-1受容体作用剤が糖尿患者の心不全(Heart Failure)による病院入院率を11%まで減少させるという統計的に有意義な結果を導き出し、「エペグレナタイド」の新しい革新創出可能性を提示した。
この他にも、「エペグレナタイド」のような週1回投与剤型のGLP-1受容体作用剤が毎日投与する治療剤とほぼ同一の効果を示すという事実を確認した。
「エペグレナタイド」AMPLITUDE-O臨床はサノフィの主導で行われ、今年6月に米国糖尿学会(ADA)で発表された臨床3像である。 28カ国344地域で2型糖尿患者あるいは心血管疾患患者4076人を対象にエフェグレナタイド4mgまたは6mg用量を単独投与した研究だ。 研究の結果、違約投与群と比較して「エペグレナタイド」の主要心血関係事件発生率は27%、腎臓疾患発生率は32%がそれぞれ減少したことがわかった。
韓米薬品クォン·セチャン社長は「全世界で多く使われるGLP-1受容体作用剤系列薬物の一つであるエペグレナタイドが今回のメタ分析研究の鼓舞的結果に寄与した点は意味が大きい」とし「血糖と血圧調節、体重減少などの利点はもちろん、心血関係の安全性まで確保したエペグレナタイドの新しい革新創出をために最善を尽くす」と述べた。