
【ソウル=ヘルスコリアニュース】 健康保険審査評価院は2日、薬剤給与評価委員会を開催し、日本に本社を置く韓国アステラス製薬(Astellas Phama Korea)の白血病治療剤「ジョスパタ」(Xospata)40mg錠剤について「条件付き給与適正性」の決定を下した。 「ジョスパタ」の成分は「ギルテリチニップフマル酸塩」(Gilteritinib fumarate)だ。
「条件付き給与適正性」は、製薬会社が委員会の「薬価引き下げ」要求を受け入れれば、給与を申請した薬剤に対して健康保険給与を認めるということだ。
もし製薬会社が委員会の要求事項を断れば、該当薬剤は食品医薬品安全処(食薬処)の許可を受けたが、健康保険に登録できず、非給与薬物として販売するしかない。
非給与薬物は値段が高いため、医師や患者たちからそっぽを向かれやすい。 このため、大半の製薬会社は委員会の条件付き給与決定を受け入れる場合が多い。
「ジョスパタ」(Xospata)はFLT3変異陽性である再発または不応性急性骨髄性白血病成人患者の治療に使用する薬剤だ。
血液がん治療剤「キムリア」の給与に登載、またも挫折

一方、スイスに本社を置く韓国ノバティスの末期白血病·リンパ腫CAR-T治療剤「キムリア」(KIMRIAH)は今回も健康保険の壁を越えることができなかった。
審評院癌疾患審議委員会は1日に開かれた会議で「キムリア」給与登載案件を上程して論議したが、結論を下すことができず、早期に再び論議することにした。
このため、毎日死と戦っている末期の血液がん患者の苦痛はさらに深まらざるを得なくなった。