[ソウル=ヘルスコリアニュース] 韓国の保健当局がファイザーの「コロナ19」ワクチン「コミナティ注 (ComirnatyInj)」を12歳以上で接種できるよう承認した。 安全性は16歳以上と全般的に類似し,効果性も十分であると判断したものである。
食品医薬品安全処は16日、韓国ファイザーのコロナ19ワクチン「コミナティ注」について安全性と効果性を綿密に検討した後、12歳以上からコロナ19予防に使用できるよう、既存許可事項を変更して新たに許可したと明らかにした。 今回の許可は12~15歳を対象としたものだ。 これに先立って、食薬処は今年3月5日、ファイザーのワクチンを16歳以上の投薬可能なワクチンとして認めたことがある。
12歳~15歳の用法·用量は、既存の16歳以上と同様にワクチンを薄めた後に0.3mlで1回接種し、3週間後に追加接種するものである。
「コミナティ州」は、米国(2021年5月10日)、欧州(2021年6月2日)、カナダ(2021年5月5日)、日本(2021年5月31日)、インドネシア(2021年7月15日)等でも12歳以上の接種に変更、許可している。
食薬処はワクチン接種を受けた12歳~15歳での安全性は16歳以上と全般的に類似しており、良好と判断した。 ワクチンの効果性はコロナ19予防効果と免疫反応で評価した結果,十分であると説明した。
12歳~15歳におけるコミナティ株接種後の異常は16歳以上と類似しており、重大な異常はなかった。 一般的によく現れた異常事例は注射部位の痛み、疲労、頭痛、筋肉痛、悪寒、関節痛、発熱などであり、症状は大部分軽症から中間程度の水準であり、ワクチン接種後数日内に消失した。
2回目の接種後7日までにコロナ19に感染していない1983人(ワクチン群1005人、プラセボ群978人)を対象に予防効果を評価した結果、2回目の接種後7日からコロナ19と確認された人はワクチン群で0人、プラセボ群で16人が発生し、100%の予防効果を示した。
また、2次接種後1カ月までにコロナ19に感染していないことが確認された360人(12~15歳190人、16~25歳170人)を対象に中和抗体(neutralizing antibody)効力を評価した結果、12歳~15歳の中和抗体効力は16~25歳と比較したとき、評価基準に適合したと食品医薬品安全処は説明した。