
[ソウル/ヘルスコリアニュース] SKバイオサイエンスの2回目の「コロナ19」ワクチンが臨床試験に突入する。
食品医薬品安全処は12月31日、SKバイオサイエンスのコロナ19ワクチン「GBP510」に対する臨床12相試験を承認した。 今回の臨床試験は健康な成人を対象に「GBP510」の安全性および免疫原性を評価するためのもので、1相進行後に2相を順次行うことになる。
「GBP510」は5月、SKバイオサイエンスがビル&メリンダ。ゲイツ財団(BMGF)から支援金を受けて、米ワシントン大学抗原デザイン研究所と共同で開発に着手した「コロナ19」ワクチン候補物質だ。
コロナ19ウイルスの表面抗原タンパク質を遺伝子組み換え技術を利用して作った組み換えワクチンで、ワクチンの表面抗原タンパク質が免疫細胞を刺激して中和抗体を形成、免疫反応を誘導し、コロナ19ウイルスが侵入すると抗体がコロナ19ウイルスを除去する予防メカニズムだ。
表面抗原タンパク質がナノ構造(正20面体)を形成する特定タンパク質と結合して免疫反応を誘導するのが特徴で、コロナ19ウイルスの表面抗原タンパク質で免疫反応を誘導するSKバイオサイエンスの最初のコロナ19ワクチン「NBP2001」とは違いがある。
食薬処関係者は「海外でもノバベックス(Novax)などが遺伝子組み換え技術を利用したコロナ19ワクチンの臨床試験を進めている」とし「今後もコロナ19治療剤·ワクチン開発に対する国民的関心が高い点などを考慮し、開発製品の臨床試験現況を迅速に伝える」と述べた。
一方、現在韓国でコロナ19と関連して臨床試験承認を受けて開発を進めている医薬品は計21個で、治療剤が15個(13成分)、ワクチンが6個である。
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