[ソウル / ヘルスコリアニュース] 韓国政府が「コロナ19」予防ワクチン4400万人分をまず先に購入することにした。 全体国民の85%が接種できる量という。
政府は8日、丁世均(チョン·セギュン)首相主宰で開かれた閣議で、韓国国民に投与するこうした内容の「コロナ19ワクチン確保計画」を確定、発表した。
政府が優先購買する予定のコロナ19ワクチンは、多国家連合体であるコボックスファシリティ(COVAX Facility)で約1000万人分(2000回分)、グローバルワクチン製薬企業で約3400万人分(6400万回分)など計4400万人分だ。 ワクチンは1人当たり2回の投与を基準とする。
グローバル製薬会社を通じて持ち込む予定のワクチンは、アストラゼネカ(AstraZeneca)やファイザー(Pfizer)、モダーナ(Moderna)がそれぞれ2000万回分であり、ヤンセン(Janssen)は400万回分だ。
韓国政府はこのため、今年6月末から関係省庁と民間の専門家で構成された「ワクチン導入特別担当チーム(TF)」を構成し、7月からはファイザー、アストラゼネカなどワクチン開発で先頭に立っているグローバル企業とワクチン購入に向けた協議を続けてきた。
韓国政府のこのような努力のおかげで、アストラゼネカとはすでに先に購買契約を締結した。 韓国政府は、他の企業とも拘束力のある購買約款などを締結し、購買物量などを確定した。
韓国政府は1次で購入するコロナ19ワクチン4400万人分を来年の2-3月から段階的に導入、韓国国民に接種する予定だ。
コロナ19ワクチンは、一般的に社会構成員の70%以上の接種を完了してから集団免疫が形成されるという。 集団免疫を形成したということは、コロナ19がこれ以上周辺に感染しないという意味である。
韓国政府が1次的に購買予定のコロナ19ワクチンは、5178万人に達する韓国国民の95%が接種できる量であるため、計画通り接種が行われれば、集団免疫の形成に大きく役立つものと期待される。
(ヘルスコリアニュース / http://www.hkn24.com)