[ソウル=ヘルスコリアニュース] 韓国政府は今月7日から、ファイザー社の経口用コロナ19治療剤「パクスロビド」(Paxlovid)の投与対象を50代以上の高危険·基底疾患者にまで拡大する。
「パクスロビド」は韓国で今年1月14日、初めてコロナ19感染患者に投薬された。
最初の投薬対象は生活治療センター患者及び自宅治療者だった。 その後、高齢者療養施設、療養病院、感染病専担病院、呼吸器クリニック、指定診療医療機関へと使用範囲を拡大してきた。
また、本年1月22日からは投与対象年齢も65歳以上から60歳以上に調整し、2月3日までに計1275人分が投薬された。
しかし、コロナ19感染者のうち50代以上年代の高危険·基底疾患者の割合が48.9%であることを勘案し、投与対象を60代以上、免疫低下者から50代以上の高危険·基底疾患者に拡大することとした。
政府は、投与対象を呼吸器クリニック、指定診療医療機関など町の病院·医院や50代以上の高リスク·基底疾患者にまで拡大したことを受け、医療陣に治療剤の使用指針を遵守し、積極的に活用するよう要請した。