ナイジェリアからの旅行客、入国制限 … すべての入国者を10日間自宅隔離
[ソウル=ヘルスコリアニュース] 南アフリカ共和国で出現した「オミクロン(Omicron)ウィルス」が韓半島に上陸し、段階的に緩和されていた防疫措置が再び強化されている。
2日、防疫当局によると、3日から韓国に入りする全ての内国人と外国人は、ワクチン接種の有無とは関係なく、自家隔離対象と分類される。 今回の措置は3日~16日までの入国者を対象とし、隔離期間は10日だ。
隔離免除も、葬儀の出席や公務など、最小限のみ認められる。 隔離場所は基本的に自宅であり、短期滞在外国人は政府が用意した臨時生活施設に収容される。 入国前後に計4回(入国前および入国後1日目、入国後5日目、隔離解除前)PCR検査を受ける。
ナイジェリアからの入国も制限される。 3日0時を期にナイジェリアを防疫強化国家·危険国家·隔離免除除外国家に追加した結果だ。 政府はすでに、南アフリカ共和国(Republic of South Africa)、ボツワナ(Botswana)、レソト(Lesotho)、ナミビア(Namibia)、モザンビーク(Mozambique)、マラウィ(Malawi)、ジンバブエ(Zimbabwe)、エスワチーニ(eSwatini)などアフリカ8カ国に対する入国を制限した。
今月4日から17日までの2週間、エチオピア(Ethiopia)と韓国間の週3回直行便の運航も中止となる。 この便はアフリカと韓国を結ぶ唯一の直行路線だ。
海外出張に出発したAさんは2日、ヘルスコリアニュースとの携帯メール(テキストメッセージ)で、「帰国して処理しなければならないことが山ほどあるが、困った状況になった。 こうだと分かっていたら出張しなかった」と述べた。
日本に行けば6日間、宿泊施設を隔離
日本外務省は、韓国から入国する人々に対して、6日間の施設隔離を義務づけた。 3日午前0時以降の入国者からだ。 当局が定めた宿泊施設に泊まりながら、入国後3日目と6日目のコロナ感染検査を受けなければならない。 音声で確認されてこそ隔離された宿泊施設から出ることができ、ここから出ても入国日基準で14日目まで自宅などで自主隔離を経てこそ旅行が可能だ。
日本は、オミクロン流入防止対策として、入国を許可する日本人と長期滞在資格(ビザ)を保有する外国人再入国者などを対象に、出発地域の感染状況に合わせて施設隔離期間を10日、6日、3日間に分けて管理している。
入国便も制限される。 日本政府は、自国に入国する飛行機の新規予約を中止するよう、各航空会社に要請した。
文大統領「一日も早く日常回復に全力」
これについて文在寅大統領は2日「段階的な日常回復への道が順調ではなく、新種変異のオミクロンの危険性が高まっている」とし「政府は一日も早く日常を回復するのに全力を尽くす」と述べた。
文大統領はこの日午前、ソウル·スイスグランドホテルで「公義と回復」をテーマに開かれた第53回国家朝食祈祷会で「国民の心配と不安を取り除き、より良い日常に跳躍できるよう最善を尽くす」とし「日常回復の最後の峠を越える大韓民国のために祈ってくださり、心を一つにしてくださることを願う」と述べた。
ドイツの学者「オミクロン感染力が高くても致命的ではない」 … 「コロナがもうすぐ終息、クリスマスプレゼントになる」。
このような中で、オミクロン変異ウイルスの出現は「コロナ19ウイルス」がまもなく終息段階に入ったという主張も出ている。 英国の日刊新聞であるデイリーメール(dailymail)は先月30日(現地時間)、ドイツ臨床流行病学者で社会民主党のカール·ローターバッハ(Karl Lauterbach)議員の発言を引用して、このように報じた。
ローターバッハ議員は「オミクロンが初めて報告された南アフリカ共和国の医者たちが言ったように、比較的深刻でない症状を誘発する場合、コロナ19パンデミックの終息を早めるクリスマスプレゼントになる可能性がある」とし「オミクロンは現在、主種であるデルタ変異より2倍も多い32種のスパイクたんぱく質を持っているとされており、これはまた感染させるのに最適化されたものだが致命的ではない。 ほとんどの呼吸器疾患が進化する方法と一致している」と述べた。