[ソウル=ヘルスコリアニュース] 政府が全面的に支援している国産コロナ19ワクチンに対する3相臨床試験が近く始まる。
保健福祉部と国家臨床試験支援財団は12日にソウル麻浦区に「臨床試験参加支援相談センター」を開設し、試験に参加する被験者を募集する。
福祉部は今回の相談センター開所について「政府が最後まで支援するという原則の下、国産コロナ19ワクチン開発のための全周期的支援をしている」とし「下半期に国産ワクチン開発企業が段階的に臨床3相に進入するものと見られている」と説明した。 臨床3相はワクチンを常用化するための最後の段階の試験だ。
この日、福祉部によると、今回の臨床3床は、伝統的な方式ではなく、比較臨床で行われる。 比較臨床とは、これまで国内外で許可を受けたワクチン(対照ワクチン)と国産ワクチン候補物質(試験ワクチン)を比較する方式の試験だ。 臨床三床を進めるためには企業あたり約4000~6000人の参加者が必要である。 多国家臨床を実施しても、国内臨床参加者が1企業当たり1000人以上必要だ。
しかし最近、韓国国内でのワクチン接種率が急速に増加しており、特に60歳以上の1次接種率は80%に迫っているため、国産コロナ19ワクチン臨床3床のための参加者募集は困難が予想されている。
相談センターは臨床試験遂行経験のある専門カウンセラー6人が勤務し、国産コロナ19ワクチン臨床試験への参加を希望する一般国民に臨床試験に対する信頼性のある情報を提供し、企業の国産コロナ19ワクチン臨床参加者募集を支援するために開所する。
相談センターは平日午前9時から午後6時まで運営され、代表番号1577-7858まで電話相談、対象者が訪問した場合は対面相談、チャットボット相談などを提供する予定だ。
また、臨床待機又は参加中は臨床試験に関する有益な情報を周期的に提供し、参加者が臨床試験の主体として配慮される「参加者中心の臨床試験」環境を造成する計画である。
福祉部のチョ·グィフン保健産業振興課長はヘルスコリアニュースに「国内コロナ19ワクチン開発のための臨床3像はワクチン主権確保への最後の関門として必ず成し遂げなければならない課題」とし「相談センター運営を通じて臨床参加を希望する国民に正確な情報提供がなされるように努力する」と述べた。